話しかけないでください。オタクのことが嫌いです

オタクの嫌いなところを列挙したり解説します。ときにはオタク達の矛盾を指摘します。話しかけてもいいですよ。でも。オタクのことが嫌いです。

委員長的・PTA的オタクたち

また更新がかなり滞っていました。たぶん今後もこういうペースになると思います。 前回「ネタが尽きたとかではなく」とか書いてたような気がしますが、尽きてました、ネタ。すみません。 まなざし問題についての委員長 ネタというか、邪悪な気持ちが尽きてた…

帰ってきましたご無沙汰ですカクヨムにSF創作講座に書いてました書いてます書いていきます

ご無沙汰しております、荻上3です。 もうずいぶん更新が滞っていましたが、死んだとかネタが尽きたとかではなく、実のところ意図的なものでした。 さて、どこから書けばいいのか。といってももうずいぶん更新がないこのブログを見てる人も少ない、もしくは…

弱肉強食バトルロイヤルブロッコリー

一番許し難いのは中途半端さだなって思うわけだよ。 「所詮この世は弱肉強食」って感じで暴力もなにもかも肯定してしまえるなら自分が他人にふるう暴力や有形無形の加害、罵詈雑言にしたってまぁなんとなく、共感はできなくても理屈はわかる。でもそうじゃな…

政治音痴が政治について語ってみる

前に似たような記事を書いたような気もしますが、ともかく、政治について最近ふと思ったことを書いてみたいと思います。 おおまかには、「党派性」についての話です。 党派性の起源 僕は党派性というものが嫌いです。いろいろなしがらみを抜きにすれば、あま…

男根のメタファーの嫌な思いの萌えの以下略の絶倫(ノーリン)のしぇしぇしぇのインフィニット・ストラトスのMbleMのディスコの気持ちのリア充の2chの読者の決断主義の2chの龍騎のきゅうべえの矢口のお前の憎しみはおれの憎しみでお前に向かってるぞ

俺は嫌な思いしてないからそれにお前らが嫌な思いをしようが俺の知った事ではないわだって全員どうでもいい人間だし大袈裟に言おうがお前らが死んでもなんとも思わんそれはリアルでの繋がりがないからつまりお前らに対しての情などない 俺はこの言葉をコピペ…

欲望というリソースについて

今回は僕に似合わず自己啓発的なことを書いてみたいと思います。 最近やけに批評(というつもりの)記事が多かったので、もうちょっと書くことのヴァリエーションを増やさないとなと前々から思っていたのです。 といってもやることはいつもとさして変わりま…

批評について本気出して考えてみた

これまで本気を出していなかったというわけではもちろんないし、僕の本気などたかが知れていますが、一度、まぁ、自分の本来の思考に沿ってそろそろ考えてみようかなと思い書いてみます。 というのも僕はもともと理系出身で、思考の傾向もそっち寄りでして、…

存在論的、郵便的に思い出せ/踊り出せよディスコテック!

いま東浩紀さんの『存在論的、郵便的』という本を読んでいるんですけどこれが非常に面白くてそれも単に面白いだけじゃなくて本の中で論じられるいくつかのガジェットというか方法というか見方みたいなものを自分でも使ってみたいという気持ちにさせられるあ…

本当に正論を言っていいのか? いいんだな?

僕はわりと正論が好きな人間だと思うし、そうありたいと思っていたりします。 だって「正しい」ことは「正しい」と言いたいじゃないですか。 でも一方で「正論」という言葉はあまり好きではありません。誰にだって自明なことは「正論」とわざわざ呼ばれたり…

かわいいと批評 死角にあるもの

前回の記事の後半で「かわいい」について触れ、その可能性についても書きました。 q9q.hatenablog.com ただし「かわいい」について説明が不十分だなとも感じていて、それについて今回は書いてみたいと思います。 なお、前回の記事にも書きましたが僕は男性で…

かわいい反知性主義を生きろ

さて、またしても、という感じですが批評再生塾の課題に外野からチャレンジさせて頂きたいと思います。 school.genron.co.jp 今回のテーマは、身近なものの中に潜む「アメリカ」、それを通してみる日本、日本人です。見出す対象は、あらゆる分野の作品、現象…

ニュートリノを批評する

……ニュートリノ…………ノーベル賞………… つけ放しにしていたテレビからふと耳に絡みついた単語に僕はギクリと背筋をふるわせ やはりか……と呟いた。 <彼女>との出会いはいつだっただろう? いや、私的な話はよそう。こんなときに限って親密さをアピールするよう…

不条理な批評 ただの野性の爆弾たち

批評はどう書くべきか? 批評とはどうあるべきか? ということについて、最近よく考えます。僕が考えることじゃないかもしれませんが、よく考えます。 それというのも、僕は前回の記事の中でも書いたように「批評とは外部の視線の導入である」という考えに賛…

ことば<ベルク・カッツェ>を超える者 一ノ瀬はじめ

既に二度ほど挑戦している批評再生塾の課題に、今回も挑戦してみたいと思います。 現在の最新課題は第9回「文化について書くことで状況を語り得るのか」というものです。 school.genron.co.jp 主な課題の内容は「2010年以降の日本が直面している問題点を効果…

政治音痴が安保法案について語ってみる

突然ですが、僕は政治についてほとんど何も知りません。 なるべくそちら方面の話には触れないように生きてきました。理由はいろいろありますが、一つは僕より専門家の方がよくわかっているし判断できるだろうという信頼が一つの理由ではあります。 ともかく…

「偽善」は何故嫌われるか? ~やさしさポトラッチを回そう~

突然ですが「偽善」って嫌われますよね。 「やらない善よりやる偽善」なんて言葉もありますけど、少なくともその言葉を言わなければならない場面って「偽善」が叩かれてる時ですから、まだまだ「偽善」って嫌われてるんだろうなというのが僕の感覚です。 す…

『know』論  スーパーにフラットせよ

以前、第5回課題について記事(前編・後編)を書いてみた批評再生塾の、新たな課題が提出されました。 課題は以下のもの。 「細部」に宿る「神」を探せschool.genron.co.jp 一つの作品、あるいは、一作家を対象とし、あえて、重箱の隅をつついて下さい。つ…

「知性主義」などというものはない

前回の記事のほぼ続きです。 先日、記事の中でとり上げました小山龍介さんが再び(実際には4記事目ですが)反知性主義とオリンピックエンブレム問題についての記事を上げられました。 知性主義と反知性主義をどう橋渡しするかーオリンピックのエンブレム問…

反知性主義の功罪とその先

反知性主義について、こんな記事を読みました。 反知性主義1: ホフスタッター『アメリカの反知性主義』 知識人とは何かを切実に考えた名著 - 山形浩生の「経済のトリセツ」cruel.hatenablog.com 非常に共感しました。 僕はすこし前に反知性主義という言葉に…

(付録) オリンピックエンブレムについて徒然なるままに

前回の記事では佐野研二郎氏のオリンピックエンブレムのパクリ騒動について、かなり大雑把に捉え、現在の世相と絡めて話しました。 大衆の勝利する時代 ――五輪エンブレムデザイン騒動から考える - 話しかけないでください。オタクのことが嫌いですq9q.hatena…

大衆の勝利する時代 ――五輪エンブレムデザイン騒動から考える

オリンピックの例のエンブレムの件、僕はずっとパクリではないと思っていたわけですが、トートバッグのパンの写真盗用疑惑の件もあって、真実はともかく、少なくとももう挽回は不可能だろうなといった感じです。 「じゃあエンブレムも結局パクリだったのか………

表現者・創作者の政治的発言についてどう受け止めればいいのか あるいは実写化のこと

最近こんなまとめを見ました。 「表現者よ、声を上げるより、やることがあるだろう」って気持ちは、そんなにまでして潰したいことですか?togetter.com 結構長いですが、大まかな趣旨は最初の数ツイートを見て頂ければまずわかると思います。要するに、表現…

しくじりの効用[後編] ――言葉遊び的リアリズムの創作

※この記事は前回の記事の続きですが、単独でも読めるようになっております。 さて、前回は批評再生塾の第5回の課題「誤読、誤解、行きちがい、失敗を考え直す。しくじりの効用を論じて下さい。」を拝借して、ライトノベル『ツルツルちゃん』と僕の誤読体験…

しくじりの効用[前編] ――「誤読」の可能性 『ツルツルちゃん』体験を例に

東浩紀さんの『動物化するポストモダン』を読んでからというもの、「批評」というものについて考える機会が日毎に増しているような気がします。 そんな中で今まさに進行中の批評再生塾についても追ったり追わなかったりしてるわけですが、最新の課題を見たと…

創作と批評の非対称性 創作者は「おこって」いいのか?

先日、漫画『進撃の巨人』の実写化映画について超映画批評の前田有一さんが40点という点数を付けたところ、実写版『進撃の巨人』の監督である樋口真嗣さんが自身のフェイスブックに「やったぜ!大先生に褒められたら、どうしようかと思ったが、これなら安…

決めつけない難しさ ~あなたは神の存在を信じますか?信じませんか?~

神は存在すると思うか、存在しないと思うか。 基本的に無宗教者は多くても無神論者はそれほど多くない(と感じる)日本でこの質問をすれば、恐らく少なくとも3割ほどの人はこう答えると思います。 「存在するとも存在しないとも信じない」 これそのものでは…

どうして「又吉」ではダメなのか?

お笑い芸人のピース・又吉直樹さんが第153回芥川賞を受賞されました。 本当に素晴らしいことです。 ちなみに僕は、実はまだ読んでないのですが、絶対に読もうと決めた所存です。 ところで、どうも「お笑い芸人」の方が芥川賞を受賞することが受け入れられな…

モノでありヒトであるアイドル -そしてXENOGLOSSIAへ-

先日書いた記事 アイドルも芸人もスポーツ選手もアニメキャラも漫画家も作家も人格を持つな - 話しかけないでください。オタクのことが嫌いですq9q.hatenablog.com のコメントで「アイドルは二次元なのか三次元なのか」という議論についての話を頂きました。…

アイドルも芸人もスポーツ選手もアニメキャラも漫画家も作家も人格を持つな

久々に、どストレートに「オタクの嫌いなところ話」です。 最近、といわず結構前からアイドル叩き、芸人叩き、漫画家叩き、または漫画の実写化叩きなど、結構ネット上に目立ちますよね。これらが過熱する要因が、なんとなくすこしずつわかりかけてきたので、…

批評とは何か?

最近、ちょっとしたきっかけからこのような議論を読みました。 激論!音楽批評とは? -高橋健太郎 vs. 微熱王子-togetter.com 2012年ですから3年も前ですね。しかし今でも通用する議論でしょう。 論争における両者の立場をごく簡単にまとめると、音楽批評に…

「ワンピースはドラゴンボールより面白い」

「ワンピースはドラゴンボールより、それどころかこの世の多くの創作物より面白い」と僕は断言することができます。 何故ならワンピースはドラゴンボールより、それどころかこの世の多くの創作物より批判を受けているからです。 「批判がなければ文化は腐る…

「キラキラネームは問題ない」と考えてみること

子供に珍しい名前や通常の読み方とは異なった名前を付けるいわゆるキラキラネームが流行し、問題になっているようですが、僕は問題ないと思います。 人をその名前で判断するような悪辣な人がいなくなれば。 無論、実際にはそうした人たちを撲滅することはで…

電車内の化粧と匿名性

電車内で化粧をすることの是非が最近話題になっています。 僕自身は「電車内で化粧してもいい」という考えです。これまでに不快だと思ったこともありませんし、「非常識」とか「みっともない」の基準は時代によって変わるもので、そのことを自覚していないと…

俺ガイルは純文学である

アニメ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』の第10話、第11話を立て続けに見まして、すこし思うところあったので書いてみたいと思います。 「本物」求める純文学 本作品の最近の展開の中で重要な主題として浮かび上がってきたのが「本物」という…

『パンク侍、斬られて候』読みましてん

すこし前に町田康さんの『パンク侍、斬られて候』を読み終わりました。 今回で町田康さんの本は二冊目なんですが、かなり面白かったです。その魅力はちょっと一言には収まらないし、そもそもうまく言語化できないし、僕がまだ感じられていない素晴らしさもあ…

もう一度弱者男性について考えてみる

既に二度ほど考えてみた弱者男性とフェミニズムについて、今一度考えてみたいと思います。 これまでこの話題について考える中で、フェミニストの方とほんの少しですがコミュニケートしてみました。その中で僕は「今のままではフェミニズム側も男性側の協力を…

フェミニズムが男性の協力を得られないわけ、そして弱者男性がフェミニズムに助けられないわけ

前回の記事にも書いたフェミニズムと弱者男性について、やはりまだ十分に書けていないのと、前回少しぐだぐだと間延びさせてしまった感があるので、もう一度書いてみたいと思います。 フェミニズムが男性の協力を得られないわけ 今回はなるべく簡潔に終わら…

「宗教化するフェミニズム」を疑え

最近話題のフェミニズムと弱者男性について、自分の考えが固まってきたのでここでひとつ書いてみたいと思います。 と、その前に、この話題についていろいろ見ていく折にエマ・ワトソンさんのスピーチを見かけて、それが大変素晴らしいものだったので貼ってお…

純文学はライトノベルである

「ライトノベルは果たして文学か」という議論は、今なお盛んに行われているのではないかと思います。 最近も 鼎談「ライトノベルは文学か」にまつわる議論 - Togetterまとめ というのを読みまして。ふむふむなかなか難しいなと思う次第です。 それでこの議論…

手斧を投げよう

はてな歴の短い僕にとって「手斧」という単語ははっきり言って謎でした。 しかし元ネタのよく分からないタームなんてネットでは掃いて捨てるほどあります。特に気にもせず、なんとなくそういうものがあるんだなぁと元ネタを調べもせず放っておいていたのです…

意識高い系を叩くのではなく、目指そう

なんというか今更な話題ですが、今回は「意識高い系」について。 揶揄されることの多い「意識高い系」ですが、僕は結構凄い人たちだなと思うんですよ。見習いたいと。 そこのところを整理してみたいと思います。 有能さと自己顕示によるカテゴライズ 意識高…

ライトノベルをとりまく「ライト批評」「ライト批判」

はじめに確認しておきますと、今回の記事でとりあげる「ライト批評」「ライト批判」は「ライトノベルのライトさを批判するような批評」のことではありません。ライトノベルのようにライトな――つまり"お手軽な"批評・批判のことです。 こと「ライトさ」やそれ…

実のある議論のはじめかた

よく「この議論は建設的ではない」「その意見は建設的ではない」とか言ったりしますよね。 ところでこの「建設的」ってどういうことでしょう? なにか建てればいいんでしょうか? 大工さんが得意そうです。 ということで今回は、建設的で実のある議論をする…

芸人、歌手の政治的発言が気になる僕の理由

先日、安倍首相主催の桜を見る会にそれまで安倍政権を批判していた爆笑問題の太田光さんが出席し、話題になっていました。すこし前にはサザンオールスターズの桑田佳祐さんの政治的とも見られるパフォーマンスが批判を呼んだりと、芸人や歌手といった芸能人…

「お客様は神様」蔓延るネット・オタク界隈

ネットではわりに叩かれがちなクレーマーや「お客様は神様」的精神ですが、そのわりには、結構多くの人が知ってか知らずか「お客様は神様」を実行してしまっているように感じます。 今回はこうしたネット上の、特に創作物に対する傾向について、追ってみまし…

信者とアンチ ~二種類の決断主義~ 後編

この記事は↓の記事の続きです。 信者とアンチ ~二種類の決断主義~ 前編 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- さて、前編では「信者」と「アンチ」という二つの…

信者とアンチ ~二種類の決断主義~ 前編

昨今、例えばある漫画やアニメをすこしでも好意的に評価しようものなら「信者」と呼ばれ、かと思えば、ちょっと不満を言っただけで「アンチ」呼ばわりされる、そんな状況があると思いませんか? そしてそういった現状はおそらく、人々が自分の持つ「イメージ…

『魔法少女まどか☆マギカ』は龍騎ではなくファイズである  ~決断主義の克服を目指して~

最近、今更ながら『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語』を見ました。 ただそのことは実はあまり関係無くて、今回は主にテレビ版の話です。 (まどかマギカと仮面ライダーシリーズ各作品についてのネタバレを含みますのでご注意ください) 『魔法少女…

ラッスンゴレライ徹底解剖!

ラッスンゴレライってなんですの? ということで、昨今「どこが面白いのか分からない」「笑いどころが分からない」といわれがちな8.6秒バズーカのネタ「ラッスンゴレライ」のネタ上の意味について、徹底的に解剖したいと思います。 ただし、予め断わっておき…

今更『ゼロ年代の想像力』を読んでみました

今更ながら宇野常寛『ゼロ年代の想像力』を読みました。 かなり、ショックを受けました。大分と時期が過ぎた今でさえこうですから、この本が発売された2008年当時、どれほどの驚きをもって迎えられたか、想像に難くありません。 そこで「どうせ今更なら」と…